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長崎の町ねこ調査隊塾(ねこ会議)

ブログ「ねこ会議」で町ねこ調査隊塾について紹介していただきました。

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町ねこ調査(まめ猫)

ブログ「まめ猫」で町ねこ調査隊塾とメールマガジン、山根明弘氏講演会について紹介していただきました。

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町ねこ通信 3号

もくじ
1. お知らせ

  • 長崎の町ねこ調査隊塾 募集中
  • 山根明弘氏講演会のご案内
  • いぬねこ里親譲渡会
2. 地域猫レポート vol.1 平和公園地域猫の会
3. ねこ調査・アラカルト
4. おわりに

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1. お知らせ

長崎伝習所「長崎の町ねこ調査隊塾」の募集が始まりました。

広報ながさき4月号35ページにも紹介されています。

長崎伝習所ホームページでも募集しています。

先日今年度の伝習所塾長の集まりがありましたが、どの塾も元気いっぱい

やる気満々の様子です。わが「町ねこ調査」も負けずに楽しく盛り上げたいと

思いますので、ぜひご参加ください。

参加は無理だけど、PRなら引き受けてもいいよ、のサポーターもありがたいです。

どちらもこちらのフォームよりご連絡くだされば、対応します。どうぞ、よろしく。

 

山根明弘氏の講演会 ご案内

ねこ調査のパイオニア、山根明弘さん(北九州市立いのちのたび博物館 学芸員)をお招きして、講演会を開きます。

日時:2011年6月12日(日)午後(時間の詳細は未定)
場所:メルカ築町 5F会議室(長崎市築町3-18 / TEL:095-823-9333)
入場:無料
主催:長崎伝習所「長崎の町ねこ調査隊塾」

山根さんは福岡県新宮町相島という玄界灘に浮かぶ小さな島で、7年間かけて、200匹のノラネコの調査研究をされました。

そして2009年からは市民ボランティアと一緒に、北九州市のネコ実態調査に乗り出していらっしゃいます。

私は密かに「ノラネコ博士」とお呼びしているのですが、

そのユニークで簡単にできるねこ調査のノウハウを教えていただきながら、

だれもが知っているようで、じつは謎に包まれているねこの生態についてお話していただく予定です。

このチャンスを逃す手はありません。スケジュール帳に今すぐ書き込みましょう。

北九州市立いのちのたび博物館はこちら

 

いぬねこ里親譲渡会が開かれます。

日時:2011年4月24日(日)13:00~17:00
場所:宝町公園(長崎市宝町10 / 銭座町電停バス停より徒歩1分 / ココウォークより徒歩3分
主催:しっぽの会
共催:長崎猫の会・長崎ライフオブアニマル
チャリティー・フリーマーケットもあります。


2. 地域猫レポート vol.1 平和公園地域猫の会

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写真は平和公園噴水下の広場で食事中のねこさんたちです。

2011年3月下旬、長崎県地域猫活動連絡協議会のメンバーと長崎市平和公園を訪れ、

“地域猫”のねこさんたちとそのお世話をされているYさんにお会いしてきました。

平和公園地域猫の会は2009年12月に活動を開始しています。

ねこのメンバーは現在22匹。人間の会員は6名ですが、

朝夜1日2回の餌やりやトイレの清掃などはYさんとSさんのお二人が交代で行っています。

1年365日、雨の日も雪の日も欠かさずです。

ねこが好き、かわいいからだけではとても続かないでしょう。お二人には、ほんとうに頭が下がります。

一匹、一匹に名前がついていて、Yさんが呼ぶとやってきます。

初めての私はまったくねこの名前を覚えられなかったのですが、

Yさんはそれぞれの個性や健康状態などをしっかりと把握されていて、びっくり。

頭の中に「個体識別」カード(ねこ調査で使います)がインプットされているようでした。

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Yさんの周りに集まるねこたち

平和公園地域猫の会の悩みは、ねこたちのお世話をしてくれる人が少ないことです。

公園に子ども連れでやってくる人とねこを通じて顔見知りになり、おしゃべりするような仲になったりと、

人の輪は広がっているようですが、じゃあ実際にその中のだれかが一緒に地域猫活動を始めてくれるかと言えば、

それはなかなか難しいようです。地域猫活動は相手が生き物であるだけに責任も重く、

尻込みしてしまう気持ちもわからないではありません。

Yさんも「私の体調の悪い時だけでも代わりに待っているねこたちの所へ行ってくれる人がいれば、助かるんですけどね」とおっしゃっていました。

そうなんですよ、一人でも仲間が増えれば、一人の負担はその分軽くなるのですけれどね。

平和公園のねこさんたちを見ていると、とても外で暮らしているねことは思えないくらい毛並みが美しく、体も大きい。

こんなに可愛がられて、餌も十分に食べていれば、ストレスも少なく、まさに“平和”に暮らしているように見えました。

ちなみに餌代もボランティアさんの負担です。

平和公園地域猫の会ホームページはこちら

興味を持たれた方はこちらのフォームまでご連絡ください。

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3. ねこ調査・アラカルト

「長崎の町ねこ調査隊塾」より一足早く、今年1月から長崎市S町界隈でねこ調査を始めた。

ただいま21匹を「個体識別カード」に記入。

想像していた以上に難しいのはオスとメスの区別。

じっくり観察できるのは居眠りしているねこや座っているねこたちだが、その恰好からは雌雄がわかり難い。

かといって歩いているねこを詳しく観察しようとすると、さっと逃げてしまう。

ねこ好きもプロ級(?)になると、顔を見ただけで彼か彼女かわかるらしいが、ねこ初心者の私にはとても無理。

もうひとつはネーミング。ねこ調査をスムーズに行うためにはねこに名前を付けることがポイントだと、

山根明弘さんも著書『わたしのノラネコ研究』に書かれている。

しかしねこの名前って意外に思い浮かばない。

「そのネコを最初に見た時の印象を、そのまま名前にしてしまうことです」

とは山根さんのアドバイスだが、これもそう簡単にはいかない。

そんなこんなで試行錯誤しながら、早くも3カ月が過ぎた。

そんなある日の夕暮れ時、雑居ビルの前のスペースで顔なじみになったねこを見つけ、

バッグからデジタルカメラを取り出して、パチパチと写真撮影。

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「そのねこは性格がいいからね。人気者なんだよ」

と頭上から人の声。見上げると、初老の男の人がひとり。ビルの1階に入っているお店のご主人らしい。

地面に座り込むようにして写真を撮っている私をかなり気合の入ったねこ好きと思い込み、話しかけていらしたようだ。

ねこに性格が良い悪いがあるんだ、と思っていると

「子どもが触っても、だまって撫でさせているからね」

とのこと。つまり穏やかでやさしいねこさんということか。

その価値判断は、人間の場合と同じなんだろう、たぶん。

「いろんな名前を持っているみたいだよ」とご主人。

なるほどここにやってくる人たちが名前を付けて可愛がっているということか。

やっぱり人気者なのだ。

そして、いつのまにか三毛さんがそばに来ていた。

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このねこさんは3年前くらいにやって来て、この近所に住みついたらしい。

ご主人の説明によると、前に餌をあげていた人が不妊手術までしてくれたとのこと。

そこまで責任持ってくれたら、いいのですけどね。

「ここのねこたちは毎日刺身食べてるよ」

「えっ、さ、刺身を毎日?」

と思わず絶句!

聞けばこれも近所の魚屋さんが朝夕、生の魚を持ってきてくれるそうな。

「朝はアジを丸ごと一匹食べてたね」

す、すごい!美食!

と話していたら、その魚屋さんが手にビニール袋をさげて登場。もちろん袋の中には新鮮なお魚。

この魚屋さんチョットいかつそうなおじさんで、ねこさんを可愛がるって雰囲気じゃなかったのですが……。

ミャア、ミャアと声がして、今度は黒ねこ登場です。

えさを食べにやってきたらしい。

おじさんが皿に魚を入れると、まずはこの黒ねこさんから夕食タイム開始。

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茶色のねこはじっと待っていますが、三毛は知らん顔。

三毛さんは生魚が嫌いで、見向きもしないとか。好きなのはカリカリ(乾燥したキャットフード)。

このカリカリも少なくなってくると誰かが補充していってくれるそうだ。

「餌はやってないけど、水だけは毎日替えてる」とご主人。

見るとビルの外階段の下に小さなバケツが置いてあり、そのさらに奥にはねこさんのベッド(箱)もある。

この箱も誰かが持ってきて置いてくれたそうだ。階段の下なので、雨にも濡れないだろう。

ほとんど毎日この付近を歩いているが、ねこの糞を見たことがない。臭いもない。

たぶん、これも“誰か”が掃除してくれているに違いない。

この3匹の暮らしぶりは、ゆるやかな「地域猫」なのだろうか?

ご近所さんやここにやってくる人たちが何のしばりもなく、お世話している。が、とりたててのトラブルはないらしい。

このビルの前は狭いけれど車の通る道がある。

ねこさん、車にだけは気をつけて。

車はあなたたちの周りの人々のように、やさしくはないからね。

 

4. おわりに

ねこ活動を始めて、7か月。いろいろな人に会うたびにねこの話をしています。

「え、ねこ?」(それがどうした)という冷ややかな反応もある反面、

「じつは、ねこ大好きなんです」という心躍る反応もあります。

空前のペットブームばかりが話題になり、

その陰で悲惨な運命をたどる犬やねこがたくさんいることを、

ねこに興味のない人にも、ねこが大好きな人にも知ってほしいと思います。

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長崎の町ねこ調査隊塾 塾生募集のお知らせ

長崎伝習所平成23年度塾企画として、塾生を募集しております。2011年4月30日(土)を締切といたしますが、それ以降もしばらくの間、こちらのフォームよりご連絡いただければお申し込みを受け付けます。

塾の目的

ねこはネズミを退治してくれる動物として大切にされてきた。しかし最近では住宅の密集化などにより、ねこに関する苦情(糞尿、鳴き声、庭荒らしなど)が増えている。
身近な動物であるねこと平和に共存していく道を探るために、まずは長崎の「町ねこ(町を自由に歩き回るねこ)」の基本データを集めたい。
ねこの活動範囲はどれくらい? 一つの地域に何匹のねこがいる? 餌や水はどうしている? ねこの生態を調べていくと、人々の暮らしもまた映し出されてくるはずだ。ねこの視点から長崎の町を再発見したい。

活動内容

(1) 山根明弘氏(北九州市立いのちのたび博物館 学芸員)との学習会
(2) 北九州市のねこ調査現場の見学及び体験
(3) 北九州市の実践に基づく、長崎独自の調査方法の検討
(4) 定期的なねこの生息数や行動様式の調査

塾生対象者

ねこ好きに限らず、長崎の町とねこに興味さえあれば、大歓迎。

塾の開催予定

月に1~2回程度。
曜日や時間については塾生の皆様と話し合って決めたいと思います。

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町ねこ通信 2号

東日本大震災により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
被災地の皆さま、そしてそこで暮らしているねこや犬たちが、
少しでも早く平和な暮らしを取り戻すことができますように祈ります。

もくじ
1. お知らせ

  • マスコットキャラクターの名前が決まりました
  • 崎の町ねこ調査隊塾募集
  • 犬や猫の譲渡会へのお誘い
2. ねこのいる町 ──vol.1 十人町(じゅうにんまち)──
3. おわりに

1. お知らせ

ながさき町ねこクラブのマスコットキャラクターの名前は

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小町(こまち)です。

かわいい名前をたくさん寄せていただき、ありがとうございました。

応募いただきました中から、人気の高かった“小町”に決定いたしました。

これから“小町”をどうぞよろしく!

返信メールには「マスコットキャラは女の子? 男の子?」という質問がありました。

ピンクのバッグ持ってるし、キュートで丸い鼻も、女の子っぽいですよね。

ところであのバッグの中には何が入っているのでしょう?

気になるところです。


「長崎の町ねこ調査隊塾」のお申し込み締め切りは

4月30日(土)です。

町ねこ通信<号外>でお知らせしていました長崎伝習所「長崎の町ねこ調査隊塾」は4月から募集が始まります。

一人でも多くのご参加をお待ちしております。

参加ご希望の方はお名前、ご住所、連絡先をこちらのフォームよりお送り下さい。

どうぞ、よろしくお願いします。

 

参加希望の連絡をいただきましたみなさまへ

長崎伝習所の開所式は

5月13日(金)午後6時30分受付 午後7時開催

場所:長崎県勤労福祉会館2階 講堂(長崎市桜町9-6)

です。

開所式の後、第1回の定例会を開く予定です。

これからの活動計画のスケジュールなどを決めたいと思っています。

ぜひ、ご出席ください。


犬や猫の譲渡会へのお誘い

一度は捨てられてしまった物言わぬ命を救い、新しい飼い主さんのもとで可愛がってもらうために、ボランティアのみなさんが犬や猫の譲渡会を開催しています。

3月の長崎市内での日程は、

長崎わんにゃん会さん 第27回犬猫譲渡会+チャリティーフリマ

3月26日(土)13:00~16:00

長崎市五島町公園(長崎市五島町2)

長崎Life of Animalさん+長崎猫の会さん主催 長崎宝町公園譲渡会

3月27日(日)13:00~17:00

長崎市宝町公園(長崎市宝町10)

くわしくはブログさるねこふみをご覧ください。

譲渡会を手伝ってくださる方も募集しています。

できる範囲で構いません。少しの時間とお力をわけてくださいませんか?

お問い合わせは、こちらのフォームよりお願いします。

どうぞ、よろしく。

 

2. ねこのいる町 vol.1 十人町(じゅうにんまち)

長崎市十人町は長崎港に近く、斜面に沿った古くて小さな町です。車の通るような広い道はなく、人がやっと通れるくらいの狭い路地、急な坂道や階段が町中の家々をつないでいます。めずらしい町名ですが、江戸時代に唐船やオランダ船の出入りを見張る遠見番役宅があり万治2年(1659年)ここに10軒の役宅が建てられたことに由来する、と町中の看板に書かれていました。

この十人町で、1986年、伊澤雅子氏による国内初のノラネコの生態調査が行われています。

私もこの町をゆっくり歩いてみました。1時間もあれば、隅々まで回れるほど小さな地域です。空き地や空き家が目につきます。

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車社会の中にあってはこれほど不便な場所はなく、見捨てられ忘れられていく運命かもしれません。けれど、人にとってはともかくも、ねこにとってはまさにサンクチュアリです。車が入って来ないから交通事故の心配もなく、古い木造の家々の中にはねこの住処にぴったりの場所もいっぱいありそうです。そしてたぶんえさも潤沢にありそうな……。道ですれ違った女性にねこの事をたずねたら「ここら辺りは飼いねこは少なくて、ほとんどノラネコ。勝手に餌をあげる人が多くて、困ってます」との返事でした。

伊澤雅子さんは『ノラネコの研究』という絵本を出され、「黒と白のぶちの、しっぽのみじかいオスネコ」のナオスケの1日を楽しく紹介されています。ぜひ、おすすめします。

『ノラネコの研究』伊澤雅子 文 平出衛 絵 福音館書店 (1300円+税)

 

3. おわりに

十人町のすぐ近くには、オランダ坂や東山手の洋館群など長崎の観光スポットがありますが、十人町にはこれといった名所旧跡はなく、ごくごく普通の静かな住宅街です。小さなエリアですが、全体が急な斜面の町なので、町歩きするには高低差を覚悟しなければなりません。つまり上ったり下ったりの繰り返しです。歩きやすい靴を履いていくことをお勧めします。

この町を歩いていた時のことです。まるでナオスケのような白と黒のぶちのねこが、坂の下から上がってきて、私のすぐ近くですっと溝に隠れてしまいました。そしてやや上の溝からまたすっと出てきたと思ったら、そのままスタスタと坂道を忙しそうに急ぎ足で上っていきます。そっと後をつけてみましたが、「わたし、用があるんだから、かまわないでくれる」と言わんばかりにどんどん先へ行ってしまい、一人残されてしまいました。日がな一日のんびり暮らしているように見えるね

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長崎の町ねこ調査隊塾(坂の途中で猫日記)

ブログ「坂の途中で猫日記」で町ねこ調査隊塾について紹介していただきました。

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町ねこ通信 号外

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創刊号を発行して早々に、「号外」というのも変な話ですが、とてもうれしいお知らせがあります。

長崎伝習所に「長崎の町ねこ調査隊塾」が採用されました!

――と言っても何のこと?と言う方のために

 

1) 長崎伝習所とは

「市民と行政が有機的に連携することにより、人材の育成・ネットワークづくりと政策を生み出す活動を行い、地域の活性化と発展に寄与することを目的とし」(伝習所の紹介記事より)

と書いても何のことだろう? ですよね。

つまり市民が(ボランティアとして)自発的に何かをやりたいなら、市役所がバックアップしますよ、と言うことです。もちろん予算も付きます。

1986年に始まり、これまで230の塾、のべ8000名が参加しています。

 

2) 伝習所に応募、審査、決定まで

伝習所に採用されるためには、審査があります。

2011年1月に応募書類を出して、2月19日に審査会がありました。

審査会では(中島にとって)人生初のプレゼンテーションに挑戦。

めったに緊張しない私も、心臓ドキドキでした。

しかし、とてもわかりやすく、説明しやすいパワーポイントをこれもまた<さるねこ父>こと中村さんに作っていただいたおかげで、何とか難関をくぐり抜けてめでたく新しい塾として採用されました。

町ねこ調査って、何だか大学の研究みたい──そんなことはありません。

調査といっても、

とても簡単! 紙と色えんぴつさえあれば、だれでもできます。

まず、調査する場所を決めます。あなたのご近所、職場の周辺、など好きな場所を選んでください。

それからその場所に住む町ねこ(自由に外を歩き回っているねこ)の特徴を覚えるために、ねこの毛の色や模様、尻尾の形などをぬり絵の要領でカードに描き、見つけた日付と場所を記入します。

そんなことは面倒だなと思えば、もちろん写真でもOK。

そしてねこに名前を付けます。クロボウ(黒い帽子をかぶっているように見えるから)、ハナコゲ(鼻の横がこげ茶色)など、ねこの特徴を覚えやすい名前がいいかもしれません。

これでまずワンステップ終了です。

ねことその名前を頭にインプットしたら、さあ、ねこを探して歩きましょう。

休みの日に散歩しながら「ねこ発見!」 あるいは通勤や通学途中に「ねこ発見!」

さりげない日常に思わぬ心のときめきが舞い込み、町中のねこたちがまるで友だちのように思えてきます。

ねこさんを見つけたら、地図上に目印を入れておきます。

数か月すると、その目印がねこのテリトリー(縄張り)を教えてくれます。

これで調査完了です。

この調査により、その場所で暮らすねこの頭数やその生活様式がわかります。


<さるねこ父>こと中村さんが、<さるねこふみ>のブログで町ねこクラブを紹介してくださいました。ありがとうございます。

ブログには、ねこ調査について、写真や図を使って、(塾に応募した本人が言うのも何なのですが)「そうです、そうです」と思わずうなずいてしまうくらい、コンパクトにわかりやすくまとめていただきました。ぜひ、ご覧になってください。

私も今年1月から、ねこ調査を試してみました。

これが想像していた以上におもしろく、自宅の近所で16匹のねこを見つけ、それぞれをカードに記入。

出かける時には携帯電話とおさいふ、そしてデジカメも忘れません。

動物写真家岩合光昭のようなシャッターチャンスにはなかなかめぐまれませんが、それなりのねこポーズが撮れるようになってきました。

町ねこ調査について、もっとくわしく知りたいあなたにおすすめします。

山根明弘『わたしのノラネコ研究』さ・え・ら書房 (1300円+税)

子どもにもようくわかるように、やさしい言葉でていねいに書かれています。(長崎市立図書館にありますよ)

「長崎の町ねこ調査隊塾」でも山根明弘氏をお招きして講演会を開く予定です。山根さんと市民ボランティアによる「北九州市ネコ実態調査」の見学ツアーも計画しています。

講演会、ツアーともに無料です。


町ねこ調査って、まだよくわからないけど、何となくおもしろそうと思ってくださったらぜひ「長崎の町ねこ調査隊塾」へ参加してください。

長崎市民、あるいは長崎市に通勤・通学している方ならどなたでも応募できます。

ありふれた町の路地に、ねこがどんな出会いを連れて来てくれるでしょうか?

もう、ここまで読めば、きっと「長崎の町ねこ調査隊塾」へ申し込まずにはいられない!(はずです)

塾の参加は無料です。例会などは月に1回程度を予定しています。

「長崎の町ねこ調査隊塾」の募集は4月の予定ですが、参加を希望する方はこちらのフォームからご連絡いただければ、中島がまとめて伝習所事務局へ提出します。

なお、4月初旬にはチラシも配布、広報ながさき4月号にも掲載予定。活動開始は5月から、来年の3月まで約1年間の予定です。

お友だち、お知り合いに、ぜひおすすめください。

よろしくお願いいたします。

お問い合わせは、こちらのフォームからお送り下さい。

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ながさき町ねこクラブ(さるねこふみ)

ブログ「さるねこふみ」で町ねこクラブについて紹介していただきました。

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町ねこ通信 創刊号

もくじ
1. ごあいさつ
2. おしらせ
3. ねこ、あれこれ
4. おわりに

1. ごあいさつ……なぜ、ねこなのか

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この数字は長崎市において2009年度に殺処分されたねこの数です。(犬は77)

殺処分は安楽死ではありません。二酸化炭素による窒息死です。

縁あってこの世に生れてきたのに、人のエゴイズムで残酷に死んでいくねこたち。

ねこを飼ったこともなく、とりたててねこ好きだったわけでもない私が、ねこに心を寄せるようになったのは、この悲しい事実を知ったからです。

 

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この数字は2009年度に熊本市で殺処分されたねこの数です。(犬は1)

熊本市は犬やねこの処分数を減らすために行政と市民が智恵を出し合い協力した結果、ここまで減らすことができたのです。

「長崎はねこの多かけん」と言われます。たしかに長崎はねこの多い町かもしれません。

しかし、熊本にできて長崎にできないはずはありません。

まして、“平和都市”長崎ならば、物言わぬ小さな命にもやさしい町でありたいと思います。

もちろん、長崎市でもさまざまな人たちが、犬やねこの命を救うために動いています。

動物管理センター、獣医師会、ボランティアグループがそれぞれの立場から可能な限りの保護活動に取り組んでいます。

とりわけ、ボランテイアの皆さんの譲渡会や里親制度などを通しての献身的な愛情には頭の下がる思いがします。

その中で私にできることって何?――と考えてみました。そして

ねこ好きを掘り起こし、

ねこなんてどうでもいい人にねこに関心を持ってもらい、

ねこ嫌いも巻き込み、

ねこと人が平和に生きる町づくりをめざそうと思いました。

 

2. お知らせ

ねこ会議って、知ってますか?

長崎のノラネコを0にするために、いろいろな立場の人が集まって話し合っています。

ねこの好きな人はもちろん、ねこのトラブルで困っている人も大歓迎です。

次回は3月12日(土)10:00~12:00

場所 出島交流会館4F会議室(長崎市出島町2-11)

くわしくは「長崎県地域猫活動連絡協議会」のホームページをご覧ください。

<ちょっとひとこと>

このホームページ、名前は長く固いイメージですが、とてもわかりやすくていねいに、長崎のねこ活動について教えてくれますよ。

*「地域猫」ってなんだ?――というあなたのために*

「地域猫」とは<地域の中で人間と猫が共生できるように、適切に管理されているお外にいる猫>、もうちょっとくわしく言うと<特定の飼い主はいないけど、その猫がいる地域の複数の住民やボランティア団体によって定期的に餌を与えられ、排泄も含む清掃をし、不妊手術を施されている猫>です。(「長崎県地域猫活動連絡協議会」のホームページより)

*もっとくわしく知りたい方は*

『「地域猫」のすすめ──ノラ猫と上手につきあう方法』黒澤泰著(横浜市職員・地域猫発案者)文芸社(1200円+税)をお勧めします。

 

3. ねこ、あれこれ

平安時代、ねこはセレブのペットだった?

名前は有名ですが、ほとんどの人が全巻読んだことがないであろう(たぶん)、かの有名な源氏物語。

その中にねこが重要な役割を担って登場します。

それは源氏物語若菜の巻、朱雀院の第三皇女である女三宮が源氏に降嫁します。その時、女三宮はまだ13、14歳、それに比べて源氏は40歳、当時で言えばもう老年の域、年の離れたこの夫婦に危機が忍び寄ります。

それは三月の春うららかな日、蹴鞠(けまり)の遊びに招待されていた柏木は、源氏の妻である女三宮を御簾(みす)の合間からちらりと見て、恋い焦がれ、忘れられなくなってしまいます。この時に二人を結びつけたのが、“ねこ”なのです。それからもこの二人の密通(つまり今で言うW不倫)にねこの存在が深く関わってきます。この後、女三宮は柏木の子を出産、悲劇が始まります。さあ、このドロドロ劇をもっとくわしく知りたい方は、西郷信綱『源氏物語を読むために』平凡社ライブラリーを読みましょう。

(買ってまで読むのはちょっとと言う方は、長崎市立図書館にありますよ)

当時、ねこは「唐猫」と呼ばれて、中国からの貴重な舶来であり、貴族が愛玩していたそうです。

ねこの扱われ方も、その時代によって変化していることがようくわかります。

ダウニング街にノラネコがやってきた!

ダウニング街10番地、つまりイギリスの首相官邸でネズミ捕獲のためにねこが飼われ始めた、というニュース。

2月16日付のAFPが伝えるところによれば、このねこは4歳の雄猫、ラリー。

以前はノラネコだったが、犬猫愛護施設に保護され、「人なつっこい性格の上、極めて高い獲物の捕獲能力があった」ために、首相官邸のネズミ捕り役に抜擢されたらしい。

キャメロン首相は「ラリーを迎えることができて、とても喜んでいる。ラリーは官邸の訪問客を魅了してくれるだろう」と語ったそうです。

日本の首相官邸はネズミ1匹通さない厳重な警備なのでしょか?

菅総理も譲渡会でねこをゆずり受けて官邸で飼ってみたら、もしかして支持率アップにつながるかも?

これぞ、「ねこの手も借りたい」心境でしょうか?

 

4. おわりに

町ねこ通信創刊号をお読みいただきありがとうございました。

ご感想、ご意見、ご質問などありましたら、こちらのフォームからどうぞ。

最後になりましたが、パソコン音痴の私のためにメールマガジンのフレームを作っていただきました<さるねこ父>こと中村さまに深く感謝申し上げます。

中村さまのブログ「さるねこふみ」にはとってもかわいいにゃん子が登場します。ぜひ、訪ねてみてください。ねこ情報も満載ですよ。

また、町ねこクラブのマスコットキャラクターをデザインしてくださいました 耕文舎 デザイナ

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ながさき町ねこクラブ 趣意書

1) 目的
ねこ好きを掘り起こし、
ねこなんてどうでもいい人にねこに関心を持ってもらい、
ねこ嫌いも巻き込み、
ねこと人が平和に生きる町づくりをめざします。
2) 方法
会員ひとりひとりの周りに小さな「ねこネットワーク」を作り、
それぞれをつないで、大きなネットワークにします。
3) 会費はありません。
4) 会則はありません。
5) 基本的に例会はありません。
ただし、1年に1度くらい集まり、会員同士が顔を合わせて、意見交換をしたいと考えています。
6) 入会資格
ねこに興味があれば、どなたでもどうぞ。
ねこのトラブルで困っている人も歓迎します。
7) 申込方法
こちらのフォームより、住所、名前、メールアドレスを記入して送信して下さい。
月に1~2回メールマガジンを発行する予定です。メールマガジンは希望者のみです。