公開講演会「町ねこ調査を始めよう!」:身近にいる町ねこたちについてもっとよく知ってみませんか?
日程:2011年6月12日(日)
場所:メルカつきまち(長崎市築町)
講師:山根明弘氏(北九州市立いのちのたび博物館・学芸員)
参加者:38名
「町ねこ調査を始めよう!」山根明弘
私が塾長の中島由美子さんに初めてお会いしたのは、2010年(平成22年)9月にながさきペンギン水族館で行われた動物愛護フェスタの時でした。講演後の質疑応答時に「平和の町、ここ長崎で、不幸な猫をなくすにはどうしたらいいのでしょうか?」と熱心に質問をくださる方がおられました。その方が中島さんでした。
後日、中島さんからご連絡をいただき、長崎伝習所に応募されるとの旨、おうかがいしました。そして見事、審査にパスし長崎の町ねこ調査隊塾が結成されたことをお知らせいただきました。
2011年6月の「町ねこ調査を始めよう!」の公開講演会にご招待いただき、激しい雨のなか(長崎に来るといつも雨です)集まってくださった皆様を前にお話をさせていただきました。ちょうどこの頃、北九州でのねこ調
査は、いろいろな問題に直面していましたので、そのことについても包み隠さずお話いたしました。それがかえって、会場のみなさんの心をつかむことにつながったのでしょう、たくさんの励ましのお言葉をいただきました。
この講演会そして、その後の北九州での塾生のみなさんとの交流会を通じて、私は地域間のネットワークがいかに重要で、そのつながりが各地域での活動の活性や、持続につながるかを知る事ができました。平和のまち長崎でのこの活動が、全国に広まってゆくことを期待しています。
上記の文章は研究成果報告書掲載のため、山根さんから寄稿していただきました。感謝申し上げます。
講演会当日の長崎はバケツの水をひっくり返したような大雨でした。山根さんを乗せた列車も大幅に遅れ、やや開始時刻を遅らせ、慌ただしく講演会は始まりました。
1部「相島でのノラネコ調査」
2部「北九州市のネコ実態調査隊」
3部「これからの課題」
について、山根さんはとてもわかりやすくお話してくださいました。後半は質問タイム。休憩時間に会場から集めた質問を中村副塾長がまとめ、山根さんに答えていただきました。質問も多く、また回収しましたアンケート用紙にもたくさんのことが書かれていて、参加者の熱気を感じました。
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