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町ねこ通信 2号

東日本大震災により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
被災地の皆さま、そしてそこで暮らしているねこや犬たちが、
少しでも早く平和な暮らしを取り戻すことができますように祈ります。

もくじ
1. お知らせ

  • マスコットキャラクターの名前が決まりました
  • 崎の町ねこ調査隊塾募集
  • 犬や猫の譲渡会へのお誘い
2. ねこのいる町 ──vol.1 十人町(じゅうにんまち)──
3. おわりに

1. お知らせ

ながさき町ねこクラブのマスコットキャラクターの名前は

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小町(こまち)です。

かわいい名前をたくさん寄せていただき、ありがとうございました。

応募いただきました中から、人気の高かった“小町”に決定いたしました。

これから“小町”をどうぞよろしく!

返信メールには「マスコットキャラは女の子? 男の子?」という質問がありました。

ピンクのバッグ持ってるし、キュートで丸い鼻も、女の子っぽいですよね。

ところであのバッグの中には何が入っているのでしょう?

気になるところです。


「長崎の町ねこ調査隊塾」のお申し込み締め切りは

4月30日(土)です。

町ねこ通信<号外>でお知らせしていました長崎伝習所「長崎の町ねこ調査隊塾」は4月から募集が始まります。

一人でも多くのご参加をお待ちしております。

参加ご希望の方はお名前、ご住所、連絡先をこちらのフォームよりお送り下さい。

どうぞ、よろしくお願いします。

 

参加希望の連絡をいただきましたみなさまへ

長崎伝習所の開所式は

5月13日(金)午後6時30分受付 午後7時開催

場所:長崎県勤労福祉会館2階 講堂(長崎市桜町9-6)

です。

開所式の後、第1回の定例会を開く予定です。

これからの活動計画のスケジュールなどを決めたいと思っています。

ぜひ、ご出席ください。


犬や猫の譲渡会へのお誘い

一度は捨てられてしまった物言わぬ命を救い、新しい飼い主さんのもとで可愛がってもらうために、ボランティアのみなさんが犬や猫の譲渡会を開催しています。

3月の長崎市内での日程は、

長崎わんにゃん会さん 第27回犬猫譲渡会+チャリティーフリマ

3月26日(土)13:00~16:00

長崎市五島町公園(長崎市五島町2)

長崎Life of Animalさん+長崎猫の会さん主催 長崎宝町公園譲渡会

3月27日(日)13:00~17:00

長崎市宝町公園(長崎市宝町10)

くわしくはブログさるねこふみをご覧ください。

譲渡会を手伝ってくださる方も募集しています。

できる範囲で構いません。少しの時間とお力をわけてくださいませんか?

お問い合わせは、こちらのフォームよりお願いします。

どうぞ、よろしく。

 

2. ねこのいる町 vol.1 十人町(じゅうにんまち)

長崎市十人町は長崎港に近く、斜面に沿った古くて小さな町です。車の通るような広い道はなく、人がやっと通れるくらいの狭い路地、急な坂道や階段が町中の家々をつないでいます。めずらしい町名ですが、江戸時代に唐船やオランダ船の出入りを見張る遠見番役宅があり万治2年(1659年)ここに10軒の役宅が建てられたことに由来する、と町中の看板に書かれていました。

この十人町で、1986年、伊澤雅子氏による国内初のノラネコの生態調査が行われています。

私もこの町をゆっくり歩いてみました。1時間もあれば、隅々まで回れるほど小さな地域です。空き地や空き家が目につきます。

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車社会の中にあってはこれほど不便な場所はなく、見捨てられ忘れられていく運命かもしれません。けれど、人にとってはともかくも、ねこにとってはまさにサンクチュアリです。車が入って来ないから交通事故の心配もなく、古い木造の家々の中にはねこの住処にぴったりの場所もいっぱいありそうです。そしてたぶんえさも潤沢にありそうな……。道ですれ違った女性にねこの事をたずねたら「ここら辺りは飼いねこは少なくて、ほとんどノラネコ。勝手に餌をあげる人が多くて、困ってます」との返事でした。

伊澤雅子さんは『ノラネコの研究』という絵本を出され、「黒と白のぶちの、しっぽのみじかいオスネコ」のナオスケの1日を楽しく紹介されています。ぜひ、おすすめします。

『ノラネコの研究』伊澤雅子 文 平出衛 絵 福音館書店 (1300円+税)

 

3. おわりに

十人町のすぐ近くには、オランダ坂や東山手の洋館群など長崎の観光スポットがありますが、十人町にはこれといった名所旧跡はなく、ごくごく普通の静かな住宅街です。小さなエリアですが、全体が急な斜面の町なので、町歩きするには高低差を覚悟しなければなりません。つまり上ったり下ったりの繰り返しです。歩きやすい靴を履いていくことをお勧めします。

この町を歩いていた時のことです。まるでナオスケのような白と黒のぶちのねこが、坂の下から上がってきて、私のすぐ近くですっと溝に隠れてしまいました。そしてやや上の溝からまたすっと出てきたと思ったら、そのままスタスタと坂道を忙しそうに急ぎ足で上っていきます。そっと後をつけてみましたが、「わたし、用があるんだから、かまわないでくれる」と言わんばかりにどんどん先へ行ってしまい、一人残されてしまいました。日がな一日のんびり暮らしているように見えるね

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