「長崎の町ねこ調査隊塾」に参加して
長崎の町ねこ調査隊塾に入り、あらためて猫の実態を垣間見ることができました。町ねこは自分の意志ではなく生かされている。私は猫をみると「頑張ってるね!」と声をかけてしまう。暖かい春の日射しを浴びている時は穏やかにくつろいで見えるが、極寒の冬はさぞかし辛いことだろう。しかし彼等は懸命に生きている。人間の英知で不幸な子猫を産まないよう環境を整えたい。そして保護できる施設を心から欲しいと思う。猫は私達人間にとってかけがえのない仲間なのだから。(S.E)
「町ねこ調査隊」と聞き、不思議な好奇心にかられて1年。猫に関する自由研究を塾長 、副塾長を中心に築いてきました。心がとても温かくなり笑顔が絶えない1年でした。次年度も、さらに皆さんとともに勉強したいです。(T.O)
たかが猫と思っていた町ねこは、1年間のつきあいの中で、町の人、旅人にとって癒しの存在であることに気付いた。さらに調査を広げて、町ねこの存在をより高めていきたいと思う。(M.O)
無理に親から引き離され、簡単に捨てられた子犬や子ねこたちを待っているのは殺処分です。そのことを思うと、とても辛く、心が痛みます。人間も動物も姿形が違うだけで同じ命なのです。殺処分を廃止して、動物保護センターを作りたい。そのためにはたくさんの人に呼びかけ、話し合いの場を設けたいと思います。(Y.O)
単独行動のネコたちも生活環境によっては群れて暮らすということを山根明弘さん(北九州市立いのちのたび博物館)から学びましたが、長崎の町ネコとの出会いだけでなく、ネコ仲間と群れることが出来て嬉しい塾でした。(K.K)
我が家には2匹の猫がいます。塾生の中にはたくさんの飼い猫がいてその上保護のため一時預かりをしている「つわもの」もいらっしゃいます。長崎は猫の多い町と耳にします。猫との共生を私なりに考えるために町ねこ調査隊に参加しました。私達の活動を基に野良猫を排除するのではなく、共生できる町になるといいですね。(M.K)
人目を憚ることなくねこへにじり寄り存分に撮影や観察ができたこと、また、コミュニティーとしての「町」について考えるきっかけにもなった、楽しく充実した1年でした。(Y.S)
テレビで「地域猫の活動」を知り、猫が取り持つ人の和に期待して、この塾活動に参加しました。塾では、猫に関する知識を得、身近な「町ねこ」たちを観察することで、私自身が「町ねこ」たちに成長させてもらった1年でした。
追伸:害獣ネズミの天敵である「町ねこ」の役割にも改めて着目したいと思っています。(M.T)
もともと子ねこの里親さん探しや地域ねこ活動をサポートするボランティアから、この町ねこ調査に足を踏み入れることになりました。「ふつうの人々」が町でみかけるねこにどんなふうに接しているのか、改めて気づかせてくれた調査隊塾にはとても感謝しています。塾長の中島さん、塾生の皆さん、1年間おつかれさまでした。これからも続けていきたいですね。(J.N)
山と海、古い町並みの残る長崎には、ゆったりと寝そべる猫の姿がよく似合います。町ねこ調査を通じて、猫と人とが気持ちよく共存できる社会を実現できるよう、これからも活動を続けたいと思います。(H.H)
もともと猫が大好きで参加しましたが、塾の活動を通して、「猫が好きじゃない人」「関心がない人」についても考える機会を得ました。町ねこを考えることは人と地域社会を考えることだと実感しています。(K.M)
久しぶりに塾に参加した。猫を愛する心優しい人々と会っていると他の事は忘れて猫の事だけを考えている。猫が学問になるとは今まで考えたこともなかった。動物たちも幸せに生きていけるやさしい町であって欲しい。(H.M)
当初からその困難さは予想されてはいました。生態学の研究に端を発した本調査が、ねことの共生への道しるべとして実用化たり得るのか? 非常に難しい課題への取り組みと言わざるを得ません。しかし「誰かが行動を起こさなければ状況は変化しない」という、塾長のはやる思い・熱意に動かされ、模索しながらの活動を続けています。調査データの集積が思うようにいっていない現状ではありますが、「うさぎとかめ」のかめのごとく、ゴールを目指して小さな歩みを進めていきます。(事務局=H.H)
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